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IDEAS
普遍的な価値に最先端のアイデアを付加し元の価値を磨く Created house の思考


欧州のバカンス文化とアグリツーリスモ
イタリアには毎年多くの外国人旅行者が訪れています。ここで紹介するのは、2025年夏の夕方5時ごろに撮影したローマ・スペイン階段の風景です。観光客の姿には、家族連れ、夫婦、カップルなどが多く見られ、まさにイタリア観光の縮図ともいえる光景です。 ローマ・スペイン階段とベルニーニの噴水 統計を見てもその規模は明らかです。イタリアは2024年に年間約6,400万人の外国人旅行者を受け入れました。日本は同年約3,700万人であり、イタリアは日本の1.7倍にあたります。日本でもオーバーツーリズムが大きな課題となっていますが、イタリアはさらに規模が大きく、観光対策に追われているのです。 さらにフランスは世界最多で、なんと1億人もの外国人旅行者が訪れています。欧州諸国は総じて外国人旅行者数で世界上位を占めていますが、なぜこれほどまでに大きな差があるのでしょうか。 イタリアと日本の外国人旅行者数の推移 2001–2024 外国人旅行者数ランキング2023:世界観光機関/観光庁 理由のひとつは、欧州域内からの旅行者が大多数を占めていることです。ビジネス渡航もあります
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トスカーナのルネサンス都市(1)フィレンツエ― 巨匠たちが歩いた街
フィレンツェはイタリア中部トスカーナ州の州都であり、現在およそ36万人が暮らす中規模都市です。日本の感覚では「大都市」とは呼びにくい規模ですが、その存在感は歴史と文化に裏打ちされた比類なきものです。 今日「歴史的中心街」と呼ばれる地区は、15世紀にその骨格が完成しました。レ...
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トスカーナのルネサンス都市(2)ピエンツァ― 教皇が築いた理想都市
ピエンツァは、シエナから車で約40分、フィレンツェからはおよそ1時間40分の場所に位置する、トスカーナの小さな街です。人口はわずか2,000人ほどですが、その歴史的価値と美しい景観から、近年ますます注目を集めています。 この街の原点は15世紀、中世の時代にさかのぼります。教...
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